エキシマ・レーザー

エキシマとは電子励起状態の原子分子が、他の原子分子と形成する分子である。Excited dimer(励起二量体)を略してExcimerと呼んだことに由来する。とりわけ基底状態では結合しない二つの原子によって形成されるエキシマがよく取り上げられます。エキシマの寿命はきわめて短く、一般的にはナノ秒のオーダーであります。
エキシマ
エキシマレーザ(Excimer Laser)は、アメリカで、1970に発明されたらました、最初、機械金属加工、半導体製作などの工業用のため、発明されたものでしたが、それがやがて医療の場で目の手術にも使われるようになりました。
現在、視力矯正手術用、白斑治療用など、様々な分野で、エキシマレーザが応用されています。

エキシマレーザの種類
ArFエキシマレーザ(波長193nm)
KrFエキシマレーザ(波長248nm)
XeClエキシマレーザ(波長308nm)
XeFエキシマレーザ(波長351nm)

エキシマレーザ(波長308nm)

皮膚病治療用のエキシマライトは、XeCl(キセノンクロライド)光源を用いたUVB照射装置です。照射装置から発光した紫外線の波長は、308nmであります。
その波長308nm紫外線は、ナローバンドUVB紫外線と同じ、メラノサイトを刺激する機能があり、乾癬、白斑などの皮膚病に治療効果を発揮できます。

ナローバンドUVB

皮膚は表皮と真皮に分かれています。表皮の下には「メラノサイト」という色素細胞があり、メラノサイトは、色素を供給する役割を果たしています。もし、そのメラノサイトの機能がなくなったら、皮膚は、白斑になってしまいます。
308エキシマ光治療は、世界最新治療技術で、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、尋常性白斑等の皮膚病の治療に期待できます。

エキシマライトは、ナローバンドUVB療法と治療効果に大差がありません。
ナローバンドUVBに比べて、照射率が高いです。
ナローバンドUVB紫外線治療器の照射率は、2mW/cu  〜 10mW/cu で、機械によって、違います。
308エキシマライトの照射率は、150mW/cuぐらいです。ナローバンドUVBの照射率の30倍〜50倍です。
照射量(mJ/cu)=照射率(mW/cu)×照射時間(s)
※効果が30倍〜50倍という意味ではありません
つまり、ナローバンドUVB紫外線治療器の3分間の照射量=308エキシマライトの6秒間の照射量

ナローバンドUVBと308エキシマライトの違い

  ナローバンドUVB エキシマライト 
波長 310〜313 nm 308 nm
照射時間 1分〜10分 1秒〜10秒
照射範囲 狭い〜広い 狭い(4cm X 4cm)
治療頻度 週に2、3回 週に1、2回
副作用 発赤、色素沈着 水胞、発赤など

308エキシマライトの照射範囲が狭いので、患部が広い患者様に向いていないかもしれません。
308エキシマ光治療は、極めて強力で、ナローバンドUVB光治療よりも少ない回数で、改善が期待できます。

病院皮膚科に設置されている308エキシマ照射装置

エキシマライト

エキシライト-マイクロ

エキシマライトエキシマエキシマライト

308エキシマ―システム(アブソルート社)

エキシマライト
ターゲット型紫外線療法器(VTRAC)

 



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